御岳山・・・七代の滝~まさかのハイキング 2014.8.11
何年かぶりにロックガーデンまで降りてみようとどんどん歩いていきました。
以前は何でもなく歩いていた道だったのに、一歩一歩の石段がきつくって疲れました。途中つまづいて転びそうになってヒヤっとする時がありました。運動不足が続いているようでした。
絵地図を参照してください。
七代の滝から先に行くのはやめようかな・・・?(もう弱気)
しかしこの長~い石段をもう一度登るのも大変そうだし、どうする?(自問)
ここからはもう一眼のカメラはずっとリュックに入ったままです。
しばらく行くと滝の豪快な音がしてきて歩道も濡れています。こんなぬかるみの場所では一眼のカメラをリュックから出せません。
歩道脇に咲いていたこの花はオクモミジハグマ?だったかしら?
携帯で撮ったたった一枚の写真です。
やっと着いたって感じですが、この滝が七代の滝です。
小さいながら美しいです。
この滝までどうしても来たかった理由は自生しているイワワタバコとタマガワホトトギスを見たかったからです。
時期が合えばたくさん見られるはずです。
リュックからカメラを取り出し、荷物は岩陰に置いてしばらくのんびりと撮影開始です。
結果は・・・タマガワホトトギスがちょうど満開できれいでした♪
イワタバコはもう少し早い時期がよかったようです。
七代の滝
タマガワホトトギスー1
タマガワホトトギスー2
タマガワホトトギスー3
イワタバコー1
イワタバコー2
イワタバコー3
イワタバコー4
この滝で休憩していたご夫婦とお話ししていたら、降りるコース(バス停)に向かうらしいので、私もお仲間に入れてもらうことにしました。
これがそもそもの間違いでした。ちっとも楽ではなかった!
頑張ってロックガーデンに向かった方がよかったようでした。
いつまでも目的地(バス停)までたどり着かないのです。
でもこれからはひたすら歩き続けるという長いハイキングコースとでも思えばそれもまた楽しかな・・・
七代の滝からひたすら里に向かうために養沢川沿いを降りていきます。
途中は水が流れている沢を覗き込むと涼しかった
ご夫婦でお休みの日はよく山歩きをされているので健脚でした。
必死に後を付いていきましたので写真を撮る時間はありません。
なんといっても知らない山の中でひとりぼっちは寂しいですから・・・。
奥様とはおしゃべりをしながら楽しく歩きました。(ご主人はゆっくり歩いてくださるのですが、どうしても先を行くようになってしまいます)
のどが渇いてもリュックの中の水筒を出すこともできません。
道路沿いに水場が一回ありましたが、水筒はリュックの中なので飲み損なってしまいました(水が飲みたいと言えない辛さかな)
教訓・・・今度はリュックの前にぶら下げるようなミニの水筒を持とう!
こんな渓流で地元の中学生が水着姿で遊んでいました。
涼しいでしょうね。
私も入りたい~気持ちでしたけど、迷子になるからダメ(笑)
かなり歩いてバス停近くに到着しましたが、バスは行った後で2時間もたたないと来ない!(ガーン~)
小休止・・・やっと水筒を取り出し水分をたくさんとり、元気回復しました。
こんな山奥ではタクシーは呼べないし、民家の車を頼むこともできそうもないし・・・
ご主人の「2時間も歩けば着くので歩きましょう!」の音頭でまた歩きはじめました。平坦な道の片側にはずっと渓流の水の音が聞こえてきます。
しばらく歩くと小さな集落が見え、自動販売機が見えました!
レモン水一本買って、一気飲みしてしました(笑)
のどがカラカラになっていました。
これで気持ちも楽になり、どんどん一緒に歩けるようになりました。
そばの渓流ではマス釣りをしています。
すでに何匹か釣れたようです。
一日4500円が必要と、ずっと看板が見えているのが嫌な気分です。
川遊びも自由じゃないのですね。
道祖神がのどかに鎮座されています。私も一緒に座りたいよ~。
一体ここはどこなの?昔の地図が時代がかって見えます。
五日市駅に向かっているようです。私はそこから拝島に行けば帰れます。
ご夫婦は川崎市のようです。
御嶽駅から11.5キロ離れているのか・・・!もう戻れない!
ここから北秋川橋ってどこ?武蔵五日市駅なら9キロ以上?うわ~、大変!
地図も調べないでバス停方面しか書いていない御岳山の山中の表示を安易にこのコースなら楽ちんと信じてしまいました。バス停に行けばすぐバスが来るものと・・・!
ここは都会のど真ん中ではないのです。
奥多摩の過疎地でほとんど人や車に会わない場所です。
(愚痴を言っても仕方ない。頼りになるご主人がいるではないですか!)
次のバス停近くまで歩いていくと、鍾乳洞があるという看板がみえました。
「せっかくだから寄り道して次のバスに乗りましょう」ということになりました。
ご主人の判断は正しかったようです。なんだかしばし休憩できそうです。
うれしい~
しかし、この15分はだらだらの坂道なので結構きつかった。
この表示からもわかるでしょう?
本当に15分後に到着しました。
この中にある鍾乳洞は水がポタポタと流れ落ちてきてでヒンヤリしています。冬期は休業だそうです。大雪が降る地域なのでは?
天然の水の美味しいこと♪
山歩きをしている人が水場で補給の意味が少しわかりました。
時間もたっぷりあるのでそばのベンチでお休みすることになりました。
山慣れしているご主人がいるってうらやましいな♪
奥様はすっかり頼りっぱなしで安心しています。
私のようにひとり行動の不安感は何もなさそうです。
そろそろバスの来る時間なのでバス停まで戻ります。気持ちも体もこの青空のように軽やかです。涼しい鍾乳洞の風と冷たいお水をたっぷり!
渓流に顔を覗き込むようにすると、ヒンヤリしました。気持ちいいです。
バスが来るまで渓流をのんびり見ることができました。
帰りのバスに乗り、武蔵五日市駅に向かうことができました。
なんとこのあたりは秋川渓谷の近くですね。
キャンプ場にはものすごい自家用車でした。
親切だったご夫婦はバスの途中の温泉に入ることになり、別れました。
私も寄り道したかったけど、もう夕方4時過ぎの時間と初めての未知の道で少し混乱してしまいました。
温泉に入らなかったため、翌日は筋肉痛に悩まされることになるとは・・・あれだけ山道を降り続けてきたのですから当然です。長い時間を歩き通すことができた喜びが大きかったです。筋肉痛はそのうち治るでしょう。
同伴させていただいたご夫婦に本当に感謝しています。
冒険の旅のようでしたが、頼りがいのあるご主人に私も安心していました。
バスが着いたところはJR武蔵五日市駅でした。
夕方5時には、無事に石神井公園までもどってきました。
教訓・・・次回からはどんな御岳山散策にすべきか、きちんと計画を立てて楽しいレンゲショウマ+αにしよう!
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